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アストロズがレンジャーズを大破し地区首位奪還 今季最多タイ18安打で4連勝

AMERICAN BASEBALL PRESS 編集部3分で読む

ア・リーグ西地区の首位攻防戦が行われ、ヒューストンの本拠地ダイキン・パークでアストロズがレンジャーズを11対2で圧倒した。アストロズはこの勝利で4連勝を飾り、通算成績を56勝55敗として地区単独首位に浮上した。4月6日以来となる勝ち越しおよび首位奪還を果たしたチームは、同地区の宿敵であるレンジャーズとの今季対戦成績でも勝ち越しを決め、シーズン終了時に同率で並んだ場合のタイブレイカー権利も確保する大きな一勝となった。

今回の首位浮上は、アストロズにとって驚異的な巻き返しの結実と言える。チームは5月21日時点で20勝31敗の借金11を抱え、首位とは6.5ゲーム差にまで開いていた。しかし、4月に8勝18敗と大きく負け越した後は3か月連続で勝ち越しを記録。直近10試合で9勝を挙げる破竹の勢いを見せ、8月1日の段階で地区トップに返り咲いた。過去8シーズンのうち7回で8月開始時に地区首位または首位タイに位置していた強豪の勝負強さが発揮されている。

打線は今季最多タイとなる18安打の猛爆でレンジャーズ投手陣を打ち崩した。ヤイナー・ディアスが2試合連続本塁打を含む5打数4安打と大暴れを見せたほか、5回にはアイザック・パレデスとクリスチャン・ウォーカーが連続本塁打を放ち試合の主導権を決定づけた。さらに、ジョーダン・アルバレスも満塁から2点適時打を放って今季打点を82に伸ばし、メジャー全体で首位に立つサル・スチュワート(レッズ)に2打点差と迫る活躍を見せた。

先発のマウンドに上がった右腕ハンター・ブラウンは、5回2/3を投げて6安打2失点2四球に抑える好投を見せ、今季3勝目(1敗)を挙げた。6回にジョック・ピーダーソンにソロ本塁打を許したものの、相手打線に連打を許さず試合を作った。怪我からの復帰後8試合の先発で2勝1敗、防御率4.07と安定した投球を続けており、彼が6月16日に故障者リストから復帰して以降、チームは23勝14敗と大きく勝ち越している。

今季序盤のアストロズは相次ぐ主力選手の離脱に悩まされていた。ブラウンやディアス、ペーニャ、守護神ジョシュ・ヘイダーが長期離脱を余儀なくされ、カルロス・コレアもシーズンの大半を欠場する厳しい情勢だった。さらに、補強策として先発ローテーションに入った今井達也、マイク・バローズ、ライアン・ワイスらが相次いで不振に陥る事態となったが、チーム全員で穴を埋めながら徐々に勝ち星を積み重ねてきた。

チームの転機となったのはオールスターブレイク直後の本拠地オリオールズ戦だった。ここで3連敗を喫した際、遊撃手ジェレミー・ペーニャの呼びかけをきっかけにチームが結束。それ以降の10試合を9勝1敗という驚異的なペースで駆け抜けた。ジョー・エスパダ監督は「故障や苦難を乗り越え、選手たちが毎日正しい姿勢でハードワークを続けた成果。チームの粘り強さを誇りに思う」と選手たちの努力を称賛している。

8月を首位で迎えたアストロズだが、昨季は8月以降に失速してプレーオフ進出を逃した苦い経験を持つ。2024年は8月以降も白星を重ねて地区優勝を果たしただけに、今季もここからの戦いが重要となる。月曜日のトレード期限に向けてチーム補強も噂される中、地区連覇とプレーオフ返り咲きに向けた重要な1か月が始まる。球団首脳陣も前線の補強を進める構えを見せており、後半戦の動向に大きな注目が集まっている。

選手たちも気を緩めることなく、残りシーズンを見据えている。ペーニャは「全員が何をすべきか理解している。ガスを緩める時ではない」と語り、ディアスも「この位置を守るために引き続き努力を続ける」と決意を practical に語った。先発で好投したブラウンも「クラブハウスの全員が勝利を期待して球場に来ている」とコメント。過酷な地区首位争いを勝ち抜くため、アストロズは一丸となって終盤戦へと突き進む。

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