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レイズのカミネロが今季第30号ソロ!

AMERICAN BASEBALL PRESS 編集部1分で読む

レイズのカミネロ三塁手が、本拠地トロピカーナ・フィールドで行われたホワイトソックス戦の4回裏に今季第30号のソロ本塁打を放ち、大打者としての存在感を改めて示した。相手先発エリック・フェディ投手が投じたストライクゾーン高めのシンカーを捉えると、打球は中堅方向へ大きく伸びた。この一撃でチーム唯一の得点を叩き出したが、試合は先発投手ニック・マルティネスの乱調もあり1対6で破れた。それでも背番号の若い主砲が放った一発は、ファンに強い印象を残すものとなった。

この本塁打は打撃データ解析システムによって打球速度約176.2キロ(109.5マイル)、飛距離約138メートル(453フィート)と計測された。打球は球場天井の構造物に接触したため正確な着弾地点までは届かなかったものの、接触がなければメジャーキャリアで2番目に長い飛距離になっていたとされる。カミネロは6月下旬にも141メートルを超える特大のアーチを記録しており、その卓越したパワーと力強いスイングスピードがメジャー屈指のレベルにあることを証明してみせた。

前回の本塁打から12試合にわたってアーチから遠ざかっていたカミネロにとって、この一撃は喉から手が出るほど欲しいものであった。12試合の不発は彼にとってキャリアで2番目に長い無本塁打期間であったが、この節目の一発によりプレッシャーから解放された形となった。今季のメジャーリーグで早くも30本塁打の大台に到達したのは、ヨルダン・アルバレスやカイル・シュワーバーらに続く6人目の快挙であり、23歳という若さでリーグを代表するスラッガーとしての地位を固めつつある。

昨季のメジャー本格参入初年度に45本塁打を放ち大きな衝撃を与えたカミネロは、これで2年連続の30本塁打達成となった。球団史上、通算で複数回の30本塁打以上を記録した選手はエバン・ロンゴリアらを含めて過去に3人しかおらず、カミネロは4人目の快挙を成し遂げた。さらに2年連続での達成となると、カルロス・ペーニャ以来となる球団史上2人目の偉業である。7月中に30本の大台に乗せたのもホセ・カンセコ以来の快挙であり、球団史に名を刻んだ。

若さという観点からも今回の記録は際立っている。7月5日に23歳の誕生日を迎えたばかりのカミネロは、23歳26日という若さで2年連続の30本塁打を達成した。大リーグの歴史において、この記録をより若い年齢で達成したのはミゲル・カブレラやアルバート・プホルス、ジミー・フォックスなどの歴史的名球会打者ら5人のみであり、カミネロは史上6番目の年少記録となった。伝説的な名選手たちと肩を並べる存在として、その潜在能力の高さが評価されている。

今季のカミネロの成長は、打撃の破壊力だけでなく選球眼の大幅な向上にも表れている。昨季はボール球に手を出して振ってしまう割合が高く、154試合でわずか41四球にとどまっていた。しかし今季はボール球を見極めるアプローチを徹底しており、109試合の時点で早くも60四球を選び出している。自身のスイング率を抑え、ストライクゾーンを絞り込むことで、相手投手にとってより打ち取ることが困難な打者へと進化を遂げている。

興味深いことに、今季放った30本の本塁打のうち11本はストライクゾーン外の球を捉えたものである。ボール球を無駄に振らない姿勢を保ちつつも、相手投手の甘いボール球や打ちづらいコースを力でスタンドまで運ぶ驚異的な技術を兼ね備えていることが窺える。本人は取材に対して選球眼の維持を強調し、無理に打ちにいかず良い球を待つ姿勢を継続したいと語っており、打撃に対する意識の高さがうかがえる。

試合自体は先発のマルティネスが1試合自己ワーストタイとなる6失点を喫し、相手の4本塁打に沈む悔しい結果となった。それでも、若き大砲が節目の一撃を放ったことは首位争いを繰り広げるチームにとって明るい材料である。カミネロは試合後、神への感謝を口にするとともに、30本という数字は通過点に過ぎずさらに積み上げていきたいと意気込みを語った。シーズン終盤に向けて、背番号の若い主砲のバットから目が離せない。

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