レッドソックスが月間球団最高勝率を更新 ドジャースを下し21勝4敗の破竹の7月を締めくくる

ボストン・レッドソックスは現地時間の金曜日、敵地で行われたロサンゼルス・ドジャースとの一戦に9-4で勝利し、球団史上で最高月間勝率となる破竹の7月を締めくくった。7月の月間成績は21勝4敗、勝率.840を記録し、チームが1か月で21勝以上をあげたのは2004年8月以来の偉業となった。チャド・トレーシー代理監督が「チームの勢いを維持して前進を続ける必要がある」と語る通り、常勝軍団としての風格を取り戻したチームは敵地での重要な一戦を制し、8月に向けて弾みをつけた。
試合は中盤に大きな動きを見せた。ドジャースの大谷翔平が5回に一時勝ち越しとなる本塁打を放ち、ホームのファンを沸かせたものの、レッドソックス打線はすぐ反撃に転じた。7回表にはセダン・ラファエラが勝ち越しの2ランホームランを放ち、一挙5得点のビッグイニングを作り出した。さらにアンドリュー・モナステリオの2点適時二塁打やジャレン・デュランの打点なども絡み、一気に試合の主導権を握り返した。粘り強い攻撃でドジャースの投手陣を攻略した打線の集中力が光った。
投手陣では、6月に傘下3Aへ降格したものの7月12日に昇格したブライアン・ベヨの活躍が勝利の立役者となった。ロングリリーフとして登板したベヨは、4イニングを無失点に抑える見事な救援を見せ、今季3勝目(6敗)を手にした。中7日程度の登板間隔で時速96〜97マイル(約154.5〜156.1キロ)の速球を連発しており、トレーシー代理監督も今後の先発再転向や変則的な起用法について前向きに検討している。ベヨ自身も与えられた役割を全投球で完遂し、好調を維持している。
先発を務めたレンジャー・スアレスは、股関節の負傷から復帰して2度目の登板となった。4回3分の2を投げて4安打2四球3失点とやや苦しむ展開となったものの、怪我からの調整段階としては一定の成果を示した。先発スアレスの後を継いだ救援陣は、強打を誇るドジャース打線を最小限の失点に抑え込み、試合後半の逆転劇を呼び込んだ。復帰途上の先発投手を救援陣が手厚くサポートする戦略が完璧に機能し、チームとしての総合力の高さを示す結果となった。
勝利の一方で、レッドソックスにはヒヤリとする場面もあった。3回の打席で、ウィルソン・コントレラスが相手右腕ウィル・クラインの95.4マイル(約153.5キロ)の直球をヘルメットに受け、途中交代を余儀なくされた。球団は予防的措置として交代させたと発表しており、初期検査の結果は良好であるものの、翌日にさらなる詳細な検査を行って今後の出場可否を判断する予定だ。主力選手の健康状態は今後の戦いにおいて極めて重要な要素となるため、慎重な経過観察が行われている。
今回のドジャース戦の勝利により、レッドソックスはオークランド・アスレチックスとの連戦で3勝1敗と勝ち越したのに続き、カリフォルニアでの遠征7戦を4勝1敗で推移させている。遠征先での勝ち越しはチームの士気を大いに高めており、オールスターブレイク以降の成績は12勝3敗、7月3日以降では21勝3敗という驚異的なペースで勝ち星を積み重ねている。投打の歯車が噛み合い、長旅のアウェイゲームでも安定した勝負強さを発揮できることが証明されている。
レギュラーシーズンは残り2か月となり、レッドソックスはアメリカン・リーグ東地区で首位から6ゲーム半差の3位に位置している。依然として地区優勝へのハードルは存在するものの、7月の劇的な快進撃によってチーム内には強い自信が満ち溢れている。ベヨも「勝っているし、健康で、ワールドシリーズに進出できるだけの実力がある」とチームのポテンシャルに強い手応えを口にしており、選手たちはポストシーズン進出および頂点を見据えて一致団結して挑んでいる。
怒涛の7月を最高の形で終えたレッドソックスは、トレード期限や今後の移動日を挟んだ16連戦という過酷なスケジュールを見据えている。首脳陣は先発ローテーションの編成やロングリリーフの活用など、柔軟な選手起用で勝ち星を積み重ねる方針だ。一時的な不調を脱し、球団史に残る勝率を叩き出した勢いを8月以降も維持できるかが、地区上位争いやワイルドカード争いの行方を左右することになる。勢いに乗る名門の戦いぶりに大きな注目が集まっている。











